大坂なおみの行動に米各界から支持の声 社会学者「“抗議しながら”優勝…刺激的だ」
テニス界の外からも反響「積極的な行動にはとても感銘を受けた」
決勝の後のインタビューでは「どんなメッセージを受け取ったかに興味がある。私はテニス業界の外のことは詳しくないですが、いろいろな人がこのことを話題にしてくれると嬉しいです」と語った大坂。その狙い通り、22歳のメッセージはテニス界の外にも波及している。
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米マイアミ大の客員研究員でジャーナリストのルーラ・ジャブリアルさんは自身のツイッターで「人々を感化するナオミ・オオサカが2度目の全米オープン女王に。優勝への道のりで、ナオミはプラットフォームを使い構造的な人種差別、警察による暴行や独善を非難し、ブラック・ライブズ・マターを肯定した」とコート外での功績を評価した。
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の教授で社会学者のクリスタル・マリー・フレミングさんも「全米オープンを通したナオミ・オオサカの積極的な行動にはとても感銘を受けた。勝ち負けに関係なく強力なメッセージになっただろうが、彼女は“抗議しながら”優勝したという事実は信じられないほど刺激的」だとツイートした。
反響は米国内にとどまらず。ポルトガル紙「レコード」のジョゼ・モルガード記者は「世界で最も稼いでいる女性アスリートのナオミ・オオサカは、コート内外で女王になった」とツイート。インドのモナーシュ大の非常勤教授でスポーツジャーナリストのボリア・マジュンダル氏は自身のツイッターで「ナオミ・オオサカを見るのはとても嬉しい。彼女はテニス界を変える存在かもしれず、スポーツ界にとって良い全てのことを支持している。そうあるべき正しい方法で力を使い、変化を起こしている」とつづっていた。
(THE ANSWER編集部)