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ダルとCY賞争うライバル デグロムの精密すぎる160kmに米驚愕「ファウルにさえできない」

米大リーグ・メッツのエース、ジェイコブ・デグロム投手の投球が脚光を浴びている。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞している右腕は11日(日本時間12日)、敵地でのブルージェイズ戦で糸を引くような軌道でコーナーぎりぎりに決める100マイル(約160キロ)の剛速球を披露。米名物セレブが動画を公開すると、「チートだろ」「ファウルにさえできない」などと米ファンの度肝を抜いている。

防御率、奪三振数でリーグトップに立ったジェイコブ・デグロム【写真:AP】
防御率、奪三振数でリーグトップに立ったジェイコブ・デグロム【写真:AP】

デグロムが圧巻の投球で今季4勝目

 米大リーグ・メッツのエース、ジェイコブ・デグロム投手の投球が脚光を浴びている。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞している右腕は11日(日本時間12日)、敵地でのブルージェイズ戦で糸を引くような軌道でコーナーぎりぎりに決める100マイル(約160キロ)の剛速球を披露。米名物セレブが動画を公開すると、「チートだろ」「ファウルにさえできない」などと米ファンの度肝を抜いている。

 ダルビッシュとサイ・ヤング賞を争うライバルが魅せた。初回2死一塁、右打席にルルデス・グリエルJr.を迎え、カウント1-2からの4球目だ。デグロムが投じた100マイルは糸を引くような弾道で外角低め一杯に決まった。これにはグリエルJr.も手が出ない。見事な見逃し三振だった。

 針の穴を通すような剛速球を、米国の名物セレブで「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで「ジェイコブ・デグロムの100マイルのペイント」とつづって実際の映像を公開。米ファンからは「銃から撃たれたもののようだ」「美しい」「チートだろ」「惑星最高の投手」「不公平だ」「安打不可能」「彼は完璧なマシーンだ」「ファウルにさえできない」と驚きの声が相次いでいる。

 初回に1失点したものの、2回以降は被安打1本に抑えたデグロム。6回を3安打1失点で今季4勝目を挙げた。この試合で9個の三振を奪った32歳は、今季79Kとし、奪三振部門で首位に浮上。防御率でも1.67でリーグトップに立った。レッズのトレバー・バウアー投手やダルビッシュとのサイ・ヤング賞争いは熾烈を極めそうだ。

(THE ANSWER編集部)

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