4時間50分死闘の終盤に… 両者ヘトヘトの40秒超ラリーに大会公式「全て出し切った」
テニスの4大大会・全米オープン男子シングルスの試合で、4時間50分に及んだ死闘の終盤に40秒を超えるラリーが繰り広げられ、両者ヘトヘトになる場面が生まれた。最終セットに生まれた長いラリーを全米オープン公式が動画で公開すると、海外ファンからは「素晴らしいポイント」「フチョビッチ!!!」などと反響が寄せられている。
第5セットで繰り広げられたなが~いラリーとは…
テニスの4大大会・全米オープン男子シングルスの試合で、4時間50分に及んだ死闘の終盤に40秒を超えるラリーが繰り広げられ、両者ヘトヘトになる場面が生まれた。最終セットに生まれた長いラリーを全米オープン公式が動画で公開すると、海外ファンからは「素晴らしいポイント」「フチョビッチ!!!」などと反響が寄せられている。
最終セットに一番しんどい場面が待っていた。世界ランク20位グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と同66位マートン・フチョビッチ(ハンガリー)の2回戦は、互いに2度のタイブレークを含め、2セットずつを取って第5セットにもつれ込む。3-1で迎えたフチョビッチのサービスゲームでなが~いラリーが始まり、両者はさらにヘトヘトとなった。
前後左右、コート全面を両者が走り回るもなかなか決着がつかない。きわどい打球も、ギリギリで体を伸ばして拾い、後方へのロブショットにも追いついて背面打ちで返す。ラリーは40秒続いたが、最後は足の止まったディミトロフのリターンがアウトになり、ようやく終わった。ポイントを取ったフチョビッチも手を膝について疲れた表情。ディミトロフも疲労を逃がすかのように歩いていた。
長いラリーの動画を、全米オープン公式ツイッターが公開。文面に「このポイントは全てを出し切った。しかし、試合と同様にマートン・フチョビッチが制した」と、フチョビッチがラリーにも試合にも勝利したことを伝えている。第5セットで両者がヘトヘトとなった“死闘”に、海外ファンからは「素晴らしいポイント」「フチョビッチ!!!」「グリゴールがコート上にいる時、常に魔法がかかる」などと労いの声が上がっていた。
(THE ANSWER編集部)