大坂なおみが伝えたい思い 抗議マスク2枚目を披露「知識をもっと持っていて欲しい」
テニスの4大大会・全米オープンは2日(日本時間3日)、女子シングルス2回戦で世界ランク9位の大坂なおみ(日清食品)が同74位のカミラ・ジョルジ(イタリア)に、6-1、6-2で勝利。5年連続の3回戦進出を決めた。初戦に続いて、この日も人種差別への抗議の意味を込めた黒マスク姿で登場。これについて、試合後「知識をもっと持っていて欲しいんです」と話している。
オンコートインタビューで明かした思いとは
テニスの4大大会・全米オープンは2日(日本時間3日)、女子シングルス2回戦で世界ランク9位の大坂なおみ(日清食品)が同74位のカミラ・ジョルジ(イタリア)に、6-1、6-2で勝利。5年連続の3回戦進出を決めた。初戦に続いて、この日も人種差別への抗議の意味を込めた黒マスク姿で登場。これについて、試合後「知識をもっと持っていて欲しいんです」と話している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
初戦に続き、黒のマスク姿で登場した大坂。マスクには昨年、警察官による過剰な暴力で死亡したとされる黒人男性のイライジャ・マクレインさんの名前が記されていた。
快勝後のオンコートインタビューで、再び着用したマスクについて問われると「テニスは世界中で見られています。我々が良く知っている名前だと思っていても海外ではそうではないかもしれません」と前置きしたうえで、「私は、何と言うか、知識をもっと持っていて欲しいんです。私が現在持っているプラットフォームは、以前は当たり前のものだと思っていました。それを何かに使うべきだと感じているんです」と呼びかけている。
初戦後のインタビューでは「7つのマスクを準備している」と話しており、決勝まで進めば毎試合マスクを変えていく予定だという。
また大坂は試合を振り返り、「サーブは良かったと思います。ポジティブな態度でいられたのがとても良かったです」と手応えを口に。また全米オープンの他の試合も観戦しているようで、「昨日ニシオカとマレーの試合を見ました。とても面白い試合でしたし、両者とも素晴らしいプレーをしていました。正直に話すと2人とも私の好きな選手トップ5に入る選手なんです。だから両者が対戦しなければいけなかったことが悲しかったです。単純にモチベーションになりますね。外に出て良いテニスを見ることは」と大いに刺激も受けている様子だ。
心身ともに充実する大坂。自らの思いを伝えるためにも、試合に臨み続けている。
(THE ANSWER編集部)