頭部襲う162kmの波紋拡大 別アングル映像に米震撼「これは野球ではない、首狩りだ」
米大リーグ、ヤンキースの世界最速左腕アロルディス・チャップマンは1日(日本時間2日)のレイズ戦の9回から登板。今季初セーブを挙げたが、2死走者なしの場面で投じた100.5マイル(約162キロ)の直球が頭部付近を通過。当たっていれば大惨事となっていたかもしれない“ビーンボール”に米記者からは厳しい視線が送られている。一方で米国の名物セレブはホーム側からのアングルでこの1球を公開。現地ファンにも戦慄が走っている。
チャップマンの“ビーンボール”に米ファンも恐怖
米大リーグ、ヤンキースの世界最速左腕アロルディス・チャップマンは1日(日本時間2日)のレイズ戦の9回から登板。今季初セーブを挙げたが、2死走者なしの場面で投じた100.5マイル(約162キロ)の直球が頭部付近を通過。当たっていれば大惨事となっていたかもしれない“ビーンボール”に米記者からは厳しい視線が送られている。一方で米国の名物セレブはホーム側からのアングルでこの1球を公開。現地ファンにも戦慄が走っている。
ヒヤリとした。ヤンキース2点リードの9回2死、帰ってきたクローザー・チャップマンがブロッソーに投じた初球だ。162キロのファストボールがブロッソーの頭付近へ。筒香への代打として、右打席に立ったブロッソーはそむけるように首をひねりながらかわし、紙一重でボールを避けたが、あわや頭部死球かという“暴投”だった。
この投球の後、審判団が協議の末、両軍には注意が与えられた。チャップマンはブロッソーを三振に打ち取り試合を締めくくったが、両軍ナインはベンチを飛び出し、一触即発の空気となった。
現地で物議を醸すこの投球に注目したのはメジャーリーガーや米メディアから多数フォローされ、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる名物セレブのロブ・フリードマン氏だ。「アロルディス・チャップマンの101マイルの速球(ホームのアングルから)」と添えて、打者の後方から映像を投稿している。
投手側から見るのとはまた違った映像に、米ファンは震撼。「これは出場停止で間違いないよね? わざとだろ?」「これは良くないよ」「殺人未遂」「5対3、2アウトの状況でなぜこのような球を投げる?」「これは野球ではない、首狩りだ」「これが意図的でないというなら、ふざけている」などと反響が集まっている。
この試合で先発したヤンキース田中将大が初回2死で、3番のウェンドルの腰付近に死球を当てたことが発端となった可能性も現地メディアでは伝えられている。またレイズのキャッシュ監督が報復をにおわす発言をしたことも報じられており、2日(同3日)の同カードへきな臭さが漂っている。
(THE ANSWER編集部)