マレーが見る王者フェデラー 「見落とされてきたこと」と指摘した“神髄”とは
「見落とされてきたことの一つ」に挙げた“王者の神髄”とは?
「本当に自然なアスリートに見えるんだ。そして、信じられないほどのハードワークをこなすんだ。そうしなければ、彼のようにこんなに長期間にわたって頂点に君臨することはできないし、30代中盤まで勝ち続けることはできなかっただろう」
サーブ、ストローク、ボレーとすべてをハイレベルにこなすオールラウンダーのフェデラーは、才能が結集したプレーヤーに見られがち。しかし、多くの対戦経験を持つマレーとしては「見落とされてきたことの一つ」として、練習量が“王者の神髄”にあるとみている。
「人々はフェデラーには才能があり、だから、思い通りのショットを打てると思っているだろう。だけど、彼がそれをできるのは、常に本当に厳しいトレーニングを積んできたからなんだ」
負傷からの復帰を目指すプロセスにあるマレーだが、再びライバルになるであろうフェデラーを手放しで称賛。そのリスペクトの姿勢は、久々にネットを挟んだ直接対決を経て、さらに強まったようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer