寺田明日香、13秒03の好タイムで今季初戦V 新国立に好感触「凄く走りやすかった」
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が23日、東京五輪会場となる国立競技場にて無観客で行われ、女子100メートル障害決勝は日本記録保持者の寺田明日香(パソナグループ)が13秒03(追い風0.3メートル)の好タイムで優勝した。
セイコーGGP女子100メートル障害で快勝「気持ち良く走ることができた」
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が23日、東京五輪会場となる国立競技場にて無観客で行われ、女子100メートル障害決勝は日本記録保持者の寺田明日香(パソナグループ)が13秒03(追い風0.3メートル)の好タイムで優勝した。
スタートから飛び出し、中盤以降も減速せず、完勝を飾った寺田。レース後は国立競技場の初レースを振り返り、「新しい国立競技場で走れる機会はなかなかないと思うので、動線を含め、どんな感じなのか、しっかりと自分の体に覚え込ませたいと思って走った」と語った。
結婚・出産を経て、昨年競技に復帰し、12秒97で日本新記録を樹立。しかし、今年は東京五輪が延期になった。「いろんなチャレンジをする年にしたいと思っていたので、まずはこの冬にやってきた技術、走りをこの場でしっかり出して、日本記録を目指してやってきた」という。
初めて走った国立競技場の高反発のトラックについては「凄く走りやすいと思った」と好感触。「まだまだ私の技術が伴っていないので使いこなすことができていないけど、反発があって気持ち良く走ることができました」と明かした。
中盤に体が浮き気味になることを課題として挙げながら「思っていたよりは速かった」と手応え十分。「まだまだ改善できる部分はあるし、前半はもう少しスピードを上げて5台目まで行けると思うので、その流れをしっかり作ると後半の浮きが落ち着いてくる」と話した。
次週の「アスリートナイトゲームズイン福井」に出場を予定している寺田。「そのあたりをあと1週間、福井があるので修正できればいいと思います」と語り、今後の自己記録の手応えについては「あります!」と力強かった。
(THE ANSWER編集部)