松坂、島袋、斎藤… かつての甲子園V投手たちの“その後”の歩みは?
田中将大と2本柱、がばい旋風で席巻、宝刀シンカーで圧倒した投手はアマの道へ
一方、プロ入りしていない選手もいる。05年の駒大苫小牧・松橋拓也は1年下の田中との2本柱で優勝し、卒業後は明大でプレー。09年に「がばい旋風」を起こした佐賀北・馬場将史は卒業後は中大準硬式で白球を追った。ちなみに、馬場とリレーしていた久保貴大は筑波大を経て現在、母校で指導に当たる。
近年では11年の日大三・吉永健太朗がその一人。宝刀シンカーを武器にして、高山俊(現阪神)、横尾俊建(現日本ハム)らとともに圧倒的な強さで優勝し、早大で活躍。現在は社会人野球のJR東日本でプレー。また、08年の大坂桐蔭・福島由登は青学大を経て、同じく社会人野球のホンダで活躍している。
当時は世代の頂点を極め、甲子園のマウンドの中心に君臨していたスターたち。ファンを熱くした名投手たちは、それぞれの“その後”の人生を歩んでいる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer