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高校野球経験ゼロ、左キラー、投手歴1年… ドラフト近未来の「育成の星」候補は?

今年のプロ野球ドラフト会議は82人の支配下選手が指名された。一方で32人が育成選手として指名を受けている。近年、3軍を所有する球団もあり、侍ジャパンのソフトバンク・千賀滉大投手(10年育成4位)ら、育成出身から這い上がった選手が増加。第2、第3の育成の星を育てようと、今年は10球団が参加し、原石を指名した。その中から将来が楽しみな注目選手を探りたい。

近年は千賀ら侍戦士も…今年は10球団32人誕生、スターの原石となる育成選手たち

 今年のプロ野球ドラフト会議は82人の支配下選手が指名された。一方で32人が育成選手として指名を受けている。近年、3軍を所有する球団もあり、侍ジャパンのソフトバンク・千賀滉大投手(10年育成4位)ら、育成出身から這い上がった選手が増加。第2、第3の育成の星を育てようと、今年は10球団が参加し、原石を指名した。その中から将来が楽しみな注目選手を探りたい。

 まず、上述の千賀を筆頭に多くの1軍選手を輩出し、6人を指名したソフトバンクは育成6位の渡邉雄大投手(BCリーグ新潟)がおもしろい。186センチの長身ながら左のサイドから投げる変則左腕。すでに26歳と“オールドルーキー”に当たるが、かつては森福允彦、現在は嘉弥真新也と受け継いできた左キラーとして“育成の鷹”で花開くか。楽しみな存在になりそうだ。

 未知なる可能性では、ロッテの育成1位・和田康士朗外野手(独立リーグ富山)。高校時代は当初、陸上部に在籍し、クラブチームでプレーしてきた“高校野球経験ゼロ”の異色の経歴の持ち主だ。184センチ、68キロと線は細いが、ソフトバンク・柳田ばりのフルスイングが持ち味。岡田幸文(08年育成6位)のように、チームの主力へ成り上がりに期待したい。

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