露フィギュア界のコーチ変更問題 スルツカヤ氏が持論「うまくいかないのは選手の責任」
フィギュアスケートで2度の世界選手権優勝を誇るイリーナ・スルツカヤ氏(ロシア)。五輪でも2度メダルを獲得した元女王は、選手がコーチを変更することについて「全く持って普通なこと」と言及。アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の移籍についても触れているようだ。地元放送局「ロシアトゥデー」が報じている。
キャリア全期間で同じコーチの指導受けたスルツカヤ氏が持論語る
フィギュアスケートで2度の世界選手権優勝を誇るイリーナ・スルツカヤ氏(ロシア)。五輪でも2度メダルを獲得した元女王は、選手がコーチを変更することについて「全く持って普通なこと」と言及。アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の移籍についても触れているようだ。地元放送局「ロシアトゥデー」が報じている。
ロシアでは今年に入って、トルソワ、アリョーナ・コストルナヤの2人が指導を受けていたエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れ、エフゲニー・プルシェンコ氏の師事を受けることとなった。同局は、こうしたコーチの変更について言及するスルツカヤ氏の言葉を伝えている。
五輪ではソルトレイクシティで銀メダル、トリノで銅メダルを獲得するなど、第一線で活躍してきたスルツカヤ氏は、キャリアの全期間でジャンナ・グロモワ氏の指導を受けており、記事では「私はほかの人から指導を受けたいと思ったことはありませんでした」と語っている。
選手がコーチを変更するのはどんな時なのか。同メディアによると、スルツカヤ氏は「アスリートがコーチと袂を分かつのは、結果が出ない時だけではありません。多くの要素があるのです」と語り、こう続けている。
「何人かのアスリートは高い成果を要求します。また何人かは、コーチにより注意を払ってほしいと望みます。チームメイトとの骨肉の争いを好まず、グループ内で唯一の選手でいたいと望む選手もいます。私生活での関係も重要です。なぜなら、コーチと多くの時間をともに過ごしますからね」