大谷翔平、突然の大乱調の要因は? 米記者が初回と2回の変化を指摘「右腕が…」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のアストロズ戦で今季2度目の先発。1回2/3、無安打5四球2失点で降板した。チームは延長の末、5-6で敗れたが、勝敗はつかなかった。圧巻の3者凡退での立ち上がりからは一転、2回は3者連続四球でピンチを招き、2者連続で押し出し四球と制球を乱した。突如制球を乱した原因として米記者は初回と2回の比較動画を投稿し、「腕の振り」を指摘している。
2回に突如制球を乱し5四球、米記者の分析は?
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のアストロズ戦で今季2度目の先発。1回2/3、無安打5四球2失点で降板した。チームは延長の末、5-6で敗れたが、勝敗はつかなかった。圧巻の3者凡退での立ち上がりからは一転、2回は3者連続四球でピンチを招き、2者連続で押し出し四球と制球を乱した。突如制球を乱した原因として米記者は初回と2回の比較動画を投稿し、「腕の振り」を指摘している。
初回は最速97.1マイル(約156.2キロ)のストレートに、スプリットもさえわずか8球で三者凡退と絶好の立ち上がり。しかし2回は一転、ストライクが入らなくなった。無死から3連続四球で満塁とすると、1死からガーノー、スプリンガーと連続で押し出し四球。安打は1本も許していないが、2失点してマウンドを降りた。
絶好の初回から大乱調の2回。何が違ったのか。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のダニー・ヴェッティ記者は自身のツイッターに初回と2回の投球を動画で並べて比較。こう指摘している。
「今日のショウヘイ・オオタニにはいくらかの改善があった。2回に粗さが出たが、彼が試合中盤まで投げようとしていたことは分かっただろう。これは私の見解だが、体の開きに対して腕を振るスピードがまだ遅かった。そして腕の速度が遅いので、それが左腕をより引く動きにつながっている」
投げた直後の右腕の位置に注目した同記者。初回はプレート方向へ向けてまっすぐ振り下ろしているが、2回は一塁ベース方向へと流れているのが見て取れる。これは腕の振りが原因だと分析している。
また続けて「投手は球速を上げるために、左に流れるのではなく、腕を真っ直ぐ放り、勢いをそのまま利用したいと考えている。私の意見としては、彼はもっと腕を速く振るようにしなくてはいけなく、少し時間がかかるだろう。純粋に彼の技術は素晴らしいものがあるので、エンゼルスファンは心配する必要はない」とも強調している。
初登板では1死も取れず5失点。この日は修正の後も見えたが、2回は球速も大きく落ちるなどまだまだ不安定のようだ。
(THE ANSWER編集部)