ゴング直後に選手が帰った “伝説の失格劇”に甦る米笑撃「ボクシング史上最速勝利」
かつてボクシングで起きた伝説級の珍事が再び、スポットライトを浴びている。18年にファイトマネーに不満があった選手がゴングと同時にリングを降り、試合放棄。当時大きな話題を呼んだまさかのシーンを米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式インスタグラムが公開し、「笑い死にしそうだった」「ボクシング史上最速勝利」と再び反響を呼んでいる。
18年に起きたまさかの珍事、賃金不満の選手が開始直後に帰っちゃった
かつてボクシングで起きた伝説級の珍事が再び、スポットライトを浴びている。18年にファイトマネーに不満があった選手がゴングと同時にリングを降り、試合放棄。当時大きな話題を呼んだまさかのシーンを米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式インスタグラムが公開し、「笑い死にしそうだった」「ボクシング史上最速勝利」と再び反響を呼んでいる。
ボクシングファンを驚かせた“事件”は18年8月に起きた。舞台は、米ミネアポリス。スポーツ専門局「FOXスポーツ」のイベントとして「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ」の前座として組まれたカード、カーティス・ハーパーとエフェ・アジャグバの6ラウンド戦だった。
引き締まった表情で向かい合う2人。決戦を前に火花が散る。ボルテージが高まり、試合開始のゴングが鳴った瞬間だった。ハーパーはいきなりロープをくぐるとリング外へ。すると、階段を降りて花道に歩みを進めたのだ。騒然とする場内。獲物を失い、取り残されたアジャグバも何が起こったのか分からない表情で立ち尽くしていた。
ファンからのブーイングもお構いなしに花道を平然とゆっくり歩き、ハーパーは姿を消した。実況も「信じられません」「彼はリングを降りました、彼はリングを降りました」「私は信じられません」と慌てふためき、解説も「これは人生で一度も見たことがない」「わ、わ、私は混乱しています」と唖然とし、動揺を隠し切れなかった。
当時の報道によると、ハーパーは自身に支払われる賃金に不満があり、行動に出たという。「スポーツセンター」公式インスタグラムはこのほど、「2018年、カーティス・ハーパーは試合開始の前にリングを去った。試合のギャラが十分ではないことを伝えるために」と改めて紹介した。これには当時を知るファンも驚きが甦っている。
コメント欄では「これ、ライブで見てた。笑い死にしそうだった」「金を払ってやれ」「金を手に入れる一つの方法」「己の価値を知れ」「そんな試合をなぜ受けたんだ」「ボクシング史上最速勝利」「卑怯者」「お金払って何も見られなかった人のことを考えたら。笑」「こんなことのために何カ月もトレーニング積んできたのか」などと反響が集まっていた。
(THE ANSWER編集部)