コロナ感染内野手が「地獄を語った」 1か月の闘病中に訴え「みんなに知ってほしい」
米大リーグは23日(日本時間24日)に開幕する予定だが、新型コロナウイルス感染で闘病中のフィリーズ内野手が病状を明かし、ウイルスを甘く見ないように訴えている。地元テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」が報じている。
フィリーズのキンガリーが地元局を通じて発信「予防策とルールを真剣に考えて」
米大リーグは23日(日本時間24日)に開幕する予定だが、新型コロナウイルス感染で闘病中のフィリーズ内野手が病状を明かし、ウイルスを甘く見ないように訴えている。地元テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」が報じている。
闘病生活の様子を明かしたのは、フィリーズの26歳スコット・キンガリーだった。最初に症状に気づいてから約1か月が経過。同局は「フィリーズの内野手のスコット・キンガリーが新型コロナウイルス感染後の地獄について語った」という見出しで記事を掲載。「もし、あなたが新型コロナウイルスを疑っているのなら、このスコット・キンガリーの話を聞いて、心を入れ替えてほしい」とつづっている。
6月11日に頭痛を感じたキンガリー。自宅隔離中の今月7日に受けた同局の取材に「(頭痛は)なんとか誤魔化そうとしたが、治らなかった」と明かしたという。さらに症状の経過をこう語っている。
「その3、4日後、味覚と嗅覚を失った。本当にイライラした。1週間とても疲労感があった。エネルギーが無かったんだ。息切れも経験した。そして3週間動けず、ソファに横たわっていた。階段を上がるのもきつかったんだよ」
開幕に向けて調整を進めたいところだが、記事では「最初、検査結果が間違っていたことや、独立記念日の祝日で遅れており、隔離を続けなくてはいけない」と説明。当初は陰性だったが、キンガリーは「そんなことはあり得ない。僕には症状があるんだから」と訴えて球団トレーナーに検査キットを送ってもらった。この結果、陽性だとわかったという。