ホームシック報道のカシメロ、米合宿継続 陣営が明言「カシメロをトップの状態に…」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっているWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。米国に先乗りして既に4か月が経過しているが、プロモーターは米合宿の継続を明言。一方で、井上が渡米できない場合は、他の相手と戦う可能性を示唆している。地元紙「マニラ・タイムズ」が報じている。
カシメロのプロモーター、ギボンズ氏が地元メディアに語る
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっているWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。米国に先乗りして既に4か月が経過しているが、プロモーターは米合宿の継続を明言。一方で、井上が渡米できない場合は、他の相手と戦う可能性を示唆している。地元紙「マニラ・タイムズ」が報じている。
新型コロナのパンデミック以前に米国入りし、当初は4月25日(日本時間26日)に予定されていた3団体統一戦に向けた準備を進めていたカシメロ。6月末、家族に会うために帰国する可能性を示唆したことや、ホームシックであるなどといったことが母国メディアに報じられていたが、「マニラ・タイムズ」によるとプロモーターのショーン・ギボンズ氏は今後の戦略についてこう語っているという。
「カシメロをトップの状態にする必要がある。もしも、イノウエとのファイトが2020年に実現しない場合、我々は金を稼ぐ必要がある。多くの選択肢を視野に入れているが、まだ何も決まっていない」
3団体統一戦の試合日程について、まだ正式なアナウンスはされていない。記事によると、ギボンズ氏はラスベガスでの合宿継続を明言。井上戦の決定を待っているが、条件はモンスターが渡米すること。それが叶わなければ、他の対戦相手との試合に切り替えることも視野に入れているという。
同メディアによると、ギボンズ氏は「私はメキシコ人のペドロ・ゲバラと他の選手を見ている」と説明。WBA世界バンタム級11位のゲバラのほか、元WBAスーパー同級王者のルーシー・ウォーレン(米国)、同3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)が対戦候補に挙がっているとしている。
(THE ANSWER編集部)