世界最強エネイブルに死角あり 陣営は不安隠さず「キャリア最大の体重で迎える」
競馬の現役世界最強馬、エネイブル(牝6・英国)が5日、英国のサンダウンパーク競馬場で行われる、G1エクリプスステークス(芝1990メートル)で今季初戦に臨む。日本からはディアドラ(栗東・橋田満、牝6)も出走する一戦へ向けて、圧倒的な支持を受けているが、管理するジョン・ゴスデン調教師は課題も口にしている。
5日発走のエクリプスS、女王エネイブルの不安とは
競馬の現役世界最強馬、エネイブル(牝6・英国)が5日、英国のサンダウンパーク競馬場で行われるG1エクリプスステークス(芝1990メートル)で今季初戦に臨む。日本からはディアドラ(栗東・橋田満、牝6)も出走する一戦で圧倒的な支持を受けているが、管理するジョン・ゴスデン調教師は課題も口にしている。
史上初の凱旋門賞3連覇を狙った昨年は2着に敗れ、デビュー3戦目からの連勝が12でストップ。再び、凱旋門賞を目指して始動する女王にスポットライトを浴びせているのは、英紙「デイリーメール」だ。
「彼女はこれまでのキャリアの中でも最大の体重とコンディションでレースを迎えるだろう」というゴスデン師のコメントを見出しに取り、「調教師のジョン・ゴスデンは、エクリプスステークスを迎えるエネイブルの課題を認識している」と報じている。
完全無欠にも思われる女傑。このレースも大本命として迎えるが、ゴスデン師は課題をはっきりと認識している。6歳となったことで、レースへ向けた調整の難しさを感じているようだ。
「6歳の牝馬を調教した経験はあまり多くないが、彼女の新陳代謝が変化しているということは分かっている。彼女はもう3歳馬ではないんだ。そこには大きな違いが存在している」