無観客のテニス全米OPで粋な計らい 米協会が医療従事者の招待検討「NYが良好なら…」
テニスの4大大会、全米オープンは8月31日からニューヨークで開催予定。新型コロナウイルスの影響で無観客試合の予定だが、大会側は医療従事者、またはその家族の招待を検討しているという。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
全米テニス協会の最高収益責任者「最前線で戦った医療従事者とその家族を」
テニスの4大大会、全米オープンは8月31日からニューヨークで開催予定。新型コロナウイルスの影響で無観客試合の予定だが、大会側は医療従事者、またはその家族の招待を検討しているという。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
無観客開催が予定されている大会に関して、同局は「テニス・全米オープン、医療従事者の入場を許可する可能性」と見出しを打って記事を掲載。全米テニス協会の最高収益責任者、ルー・シェア氏のコメントをこう紹介している。
「もしニューヨーク市の状況が今後1か月半にわたって良好であれば、我々は柔軟な対応を取る可能性があります。場合によっては、最前線で戦った医療従事者とその家族を招待するかもしれません。ただ、それはあくまで可能性であって確定したことではありません」
記事によると、米国では今後、ワールド・チームテニスのプレーオフなどで限定的に観客の入場が許可されるようだ。さらに「それらの大会には厳密な社会的距離の措置や健康面に配慮した大会実施要項が存在する」と伝えられている。ただ、シェア氏はこうした厳密な感染防止の措置が全米オープンで実行可能だとは考えていないようだ。
「全米体育協会の大会など参考にしました。そうしたイベントでは数百人の観客を一般入場として招いていましたが、私たち全米オープンに関しては、そうした大会実施モデルは機能しないでしょう」
同局にこう語ったというシェア氏。観客の一般入場は現実的ではないようだが、世界で猛威を振るうウイルスと戦ってきた医療従事者に感謝を示す方法を模索しているようだ。
(THE ANSWER編集部)