涙の復活V渡邉彩香「家族に八つ当たり」「もう勝てないと思った」 会見一問一答
苦しい時に「他の選手も『ナイスだったね!』って声をかけてくれた」
――苦しい時、ゴルフを辞めようと思ったことは。
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「辞めようと思うことはなかった。勝てないんじゃないかと思うことは正直ありました。チームのみんな、家族、ファン、選手も凄く気にかけてくださった。ちょっとでも私がいいプレーをすると、『ナイスだったね!』って声をかけてくれた。そういう人達に感謝したい。家族には八つ当たりをしたし、迷惑をかけた。家族に(喜びを)伝えたいですね」
――一番つらかった時期は。
「厳しかった時期はやっぱり去年、一昨年の2年間ですかね。若い選手が出てきたことよりも、自分が気持ちよく打てないこと。自分からドライバーを取ったら何が残るんだと思っていた。リオに結局行けなくて、その中でこうしたい、ああしたいとか自分に足りないことばかり考えた。フェードの幅を狭くしたいとか、そういうのが迷いになった。ホステス大会で不甲斐ないプレーをして、プロとして本当に失格だなと思っていた」
――去年の夏にドライバーを入れない決断を下した。
「ドライバーを抜いて私に何が残るんだろうと思っていた。ドライバーが好きな気持ちは変わらないので、入っているとどうしても打ちたくなる。そこでまたマイナスなイメージがつくというのが繰り返した。一回抜いて、ドライバーを休憩させてもう一回やろうというところでした」
――自粛期間はどうやって練習を。
「お世話になっている地元のゴルフ場でお客さんがいなくなってから練習をさせてもらったり。いつも通りの量ではなかったけど、いい状態だったのでそれを落とさないようにやっていました」
――今は惜しくもリオ五輪出場を逃した時期。
「元々、東京五輪は目標にしていた。今は代表までかけ離れているけど、来年に伸びてもしかしたら運がついているのかもしれない。そういうのも目指して頑張ろうと思う。リオを逃してからその悔しさを晴らしたいとずっと思っていた」
――今大会のコロナ対策について。
「万全にしてくださっていることを感じていた。もちろん自分も対策していたし、試合も安心してプレーできた。握手したりできなかったですけど。(1日の雨天順延の影響については)雨で中止になるかもしれないと思っていたので、最終日をプレーできただけでも嬉しいです」
――今後の練習は。
「この感じを鈍らせないように地元で変わらずに一生懸命やりたい。試合になったらこうなっちゃうという感覚もあったので、それを修正したい」
(THE ANSWER編集部)