【ドラフト】画期的指名 高卒1年目で西武3位、18歳・伊藤翔がプロ注目にして独立Lに進んだ理由
“夢の再挑戦の場”のイメージを変えた伊藤の決断「NPBでやってやるぞという気持ち」
これまで独立リーグといえば、大学、社会人を終えてもNPB入りを諦めきれずに進むなど、“夢に再挑戦する場”のイメージが大きかった。伊藤のように、高校時代からスカウトの注目を集めながら独立リーグで成長し、NPB入りを掴んだのは異例。今後の有望高校生の進路選択に影響を及ぼす可能性もあるだろう。
「今はホッとした気持ちとNPBでやってやるぞという気持ちが強いです。1日でも早く1軍でプレーできるように精一杯頑張りたいと思います」
球団を通じて、こう決意のコメントを述べた伊藤。かつてない道を歩んできた18歳は、NPBの世界でどんな飛躍を遂げるのか。活躍に注目したい。
◇伊藤翔(いとう・しょう)
1999年2月10日、千葉県生まれ。18歳。小1から投手で野球を始め、中学時代に千葉県内のシニアで楽天・藤平に投げ勝ったことも。横芝敬愛高3年夏は3回戦で千葉明徳に逆転サヨナラ負け。翌年、徳島インディゴソックス入団。今季は16試合で8勝4敗、防御率2.18。175センチ、70キロ、右投右打。最速152キロ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer