ジョコビッチ父は息子を擁護 「私たちにダメージを負わせた」とディミトロフ非難
男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は23日、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したことをツイッターなどで発表した。自身が主催したチャリティー大会「アドリア・ツアー」で複数の感染者を出し、多くの非難を浴びている同選手だが、父親のスルジャン・ジョコビッチ氏は息子を擁護。米メディアによると、感染が確認された同大会参加者の一人、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に批判の矛先を向けたようだ。
母はジョコビッチとその妻が批判に苦しんでいることも明かす
男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は23日、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したことをツイッターなどで発表した。自身が主催したチャリティー大会「アドリア・ツアー」で複数の感染者を出し、多くの非難を浴びている同選手だが、父親のスルジャン・ジョコビッチ氏は息子を擁護。米メディアによると、感染が確認された同大会参加者の一人、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に批判の矛先を向けたようだ。
米スポーツ専門局「ESPN」は「ノバク・ジョコビッチの両親が、コロナウイルスを拡散させたとグリゴール・ディミトロフを非難」と題した記事の中で、スルジャン氏がクロアチアのテレビ局「RTL」に対し「なぜこんなことが起きたのかって? それはあの男(ディミトロフ)が病気の状態で来たからかもしれない。誰もどこから広がったかは分からない」とディミトロフに疑惑をかけたことを紹介した。
さらに「彼(ディミトロフ)は、クロアチアとセルビアの家族両方にダメージを与えた。このような状況だから誰もいい気分ではないね」と同氏は続け、批判の矛先をディミトロフに向けた。
また同記事によると、ジョコビッチの母親ディヤナさんは、セルビア地元紙「ブリツ」に対し、「(ジョコビッチについて)書かれていることは酷いわ。でも私たちは慣れている」と話し、ジョコビッチだけでなく、さらに妻のエレナが非難に苦しんでいることを明かしたという。
「アドリア・ツアー」では、多くの観客が社会的距離を取らずに観戦。大会期間中には選手たちが、クラブでリンボーダンスなどに興じる様子も報じられていた。ジョコビッチは自身のツイッターで新型コロナ感染を告白した際、「我々のトーナメントが迷惑をかけてしまったことを心から申し訳なく思う」と反省の言葉を記している。
(THE ANSWER編集部)