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「高校生豊作」の年こそ狙い目? 157キロ剛腕ら…各球団が唸る「即戦力」社会人は?

指名漏れ、大怪我から這い上がった右腕、あの新人王候補の後継ショート

 指名漏れから這い上がった逸材も注目だ。日立製作所の151キロ右腕・鈴木康平投手。国際武道大時代はプロ志望届を提出しながら、指名を受けることができず。当時は148キロだった最速も150キロを突破し、2年間でドラフト1位候補と評されるまで大きく成長した。ヤマハ・鈴木と同様に12人の椅子に滑り込める素材だろう。

 NTT西日本・西村天裕投手も即戦力の一人だ。帝京大時代は4年秋に左ヒザ前十字靱帯損傷の大けがを負った影響もあり、ドラフト会議で指名されず。社会人に入って復活を遂げた。176センチと決して上背はないが、150キロ超の直球で押す馬力十分な本格派右腕。先発・中継ぎ問わず、活躍が見込めそうだ。

 野手に目を移しても、楽しみな選手がいる。筆頭はトヨタ自動車・藤岡裕大内野手だ。今季、西武で大ブレイクした源田壮亮の後を継ぎ、社会人野球の名門のショートを守る。亜大時代はサードで惚れ惚れするような強肩も披露しており、走攻守がそろった逸材。内野の要といわれる遊撃の位置を求める球団にとっては魅力的だ。

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