ドラフト会議のウラの目玉!? 他競技、軟式、逆輸入も…過去の“隠し玉”指名は?
台湾出身の201センチ右腕、米大学から“逆輸入大学生”も…
また、昨年は日本以外から指名選手で台湾・開南大のリャオ・リンレイ投手を巨人が7位指名。201センチ、125キロの超巨漢で150キロ超の剛速球を誇る。2012年に岡山共生高を卒業していた未完の大器。今季1軍登板はなかったが、無限のポテンシャルを感じさせる。
反対に、逆輸入で指名される日本人選手がいる。メジャー経験のあった選手として鈴木誠投手は02年オリックス2巡目、多田野数人投手は07年1巡目などがあるが、名前は知れていた選手たち。米大学から指名するケースもあり、10年には南カリフォルニア大の藤谷周平投手をロッテが6位指名。4年間で1軍登板はなかったが、“逆輸入大学生”として当時は話題を呼んだ。
日本高校野球連盟、全日本大学野球連盟の所属選手でなければ、プロ志望届の提出の義務がなく、いずれもドラフト前までは名前を知られていなかった選手が大半。その分、大きな反響を呼ぶことになる。スカウトが東奔西走し、己の眼力を信じて見つけてきた選手たち。今年もあっと驚く選手の名前が読み上げられることはあるのか。注目は尽きない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer