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村田諒太は“世界の目”を覆せるか ミドル級戦線で辛口「破壊される可能性ある」

ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦で、悲願の王者に輝いたロンドン五輪金メダリストの同級1位・村田諒太(帝拳)。次は、今後のマッチメイクに注目が集まるが、ミドル級はWBA世界スーパー王者、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ら猛者揃い。海外メディアは、頂点を狙う強力な挑戦者たちから「破壊されてしまう可能性がある」と厳しい評価を下しているが、日本人王者は“世界の目”を覆せるか。

猛者揃いのミドル級で成り上がれるか…米専門サイト「ゴロフキンこそ本物の王者」

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦で、悲願の王者に輝いたロンドン五輪金メダリストの同級1位・村田諒太(帝拳)。次は、今後のマッチメイクに注目が集まるが、ミドル級はWBA世界スーパー王者、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ら猛者揃い。海外メディアは、頂点を狙う強力な挑戦者たちから「破壊されてしまう可能性がある」と厳しい評価を下しているが、日本人王者は“世界の目”を覆せるか。

 圧巻の強さでアッサン・エンダム(フランス)との因縁の対決に決着をつけた村田。念願のチャンピオンに輝き、次戦に注目が集まる中、米専門サイト「ボクシングニュース」は、実力者揃いのミドル級で日本人王者の現在地について「ムラタは今、WBA世界ミドル級王者となったが、WBAの160パウンドの世界でメインの王者ではない」と分析している。

「このタイトルはWBAミドル級世界スーパー王者のベルトを保持するゲンナジー・GGG・ゴロフキンのものだ。いうならば、ムラタは少し小さいベルトを保持したことになる。そして、彼(ゴロフキン)こそが本物のチャンピオンと認識されている。諸所の事情でWBAには160パウンドにゴロフキンとムラタという2人の王者がいる」

 記事はWBAに君臨する絶対王者ゴロフキンの存在に注目。37勝1分けでIBF、WBA、WBCの統一王者でもある怪物は、米ボクシング誌「ザ・リング」が全17カテゴリーのボクサーを比較する「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の格付けで1位にランクされている。

 しかし、ミドル級にはゴロフキン以外も猛者が群雄割拠。9月にゴロフキンと引き分けたPFP6位のカネロ・アルバレス(メキシコ)もその一人だが、他にも危険な存在がいるという。

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