「ラスベガス恐怖の一撃」で失神KO ハーンズ“戦慄の右”に再脚光「これが殺し屋」
ボクシングで史上初の5階級制覇王者となったトーマス・ハーンズ(米国)。1980年代のボクシングシーンを席捲した男の「恐怖の一撃」が再注目されている。36年前の1984年6月、WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチでロベルト・デュラン(パナマ)と対戦。右ストレートで2回KO勝ちを収めた。戦慄の失神KOシーンを米メディアが動画で公開すると「これがヒットマン」「史上屈指の右拳」などと反響が寄せられている。
ハーンズが36年前に決めたKOシーンを米メディアが公開
ボクシングで史上初の5階級制覇王者となったトーマス・ハーンズ(米国)。1980年代のボクシングシーンを席捲した男の「恐怖の一撃」が再注目されている。36年前の1984年6月、WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチでロベルト・デュラン(パナマ)と対戦。右ストレートで2回KO勝ちを収めた。戦慄の失神KOシーンを米メディアが動画で公開すると「これがヒットマン」「史上屈指の右拳」などと反響が寄せられている。
“ヒットマン(殺し屋)”の異名をとる男が鮮やかな一撃KO勝ちだ。2回、クロンクゴールドのパンツを着用したハーンズはロープ際で容赦なくラッシュを浴びせる。相手のデュランはクリンチで逃れつつ、反撃に転じようとするが、距離ができた次の瞬間だった。ハーンズの右ストレートが顔面に炸裂。大きな音を立てた一発にデュランは失神し、前のめりにマットに伏した。
“石の拳”デュランが崩れ落ちた右ストレートは「ラスベガス恐怖の一撃」として語り継がれている。スポーツチャンネル「DAZN USA」公式ツイッターは「1984年の今日、“ヒットマン”はロベルト・デュランを2ラウンドでKOすると宣言した。そして彼は本当にやってのけてしまった」と文面につづり、実際のKOシーンの動画を公開している。
投稿には「この階級の全盛期」「史上屈指の右拳」「地獄のKO」「デュランにこう攻撃したのは後にも先にもヒットマンだけだ」「何という右拳なんだ」「ただただ驚き」「どの時代に生まれてもヒットマンは最高のボクサー」「これがヒットマン! 素晴らしいファイターだ」などと海外ファンから反響が寄せられている。通算61勝(48KO)5敗1分のハーンズ。ウェルター級~ライトヘビー級のベルトを巻いた男の一撃は、今もファンの心に残り続けている。
(THE ANSWER編集部)