NZ代表が「日本文化を楽しんだ」 W杯で日本語教えた神戸製鋼通訳に母国メディア注目
昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で3位となったニュージーランド(NZ)。迫力のプレーでファンを沸かせたオールブラックスの日本滞在を支えた通訳に、地元メディアが注目している。トップリーグ・神戸製鋼のジョー・ラッシュ通訳はW杯期間中、オールブラックスの通訳として活躍。「選手たちにローカルな情報を教えていた」と伝えられている。
神戸製鋼のラッシュ通訳はW杯期間中、母国・ニュージーランドの通訳を務めた
昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で3位となったニュージーランド(NZ)。迫力のプレーでファンを沸かせたオールブラックスの日本滞在を支えた通訳に、地元メディアが注目している。トップリーグ・神戸製鋼のジョー・ラッシュ通訳はW杯期間中、オールブラックスの通訳として活躍。「選手たちにローカルな情報を教えていた」と伝えられている。
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地元メディア「stuff」は「日本への短期留学がきっかけでマナワツ(ニュージーランドの地名)の男は、通訳者としてのキャリアが始まった」との見出しで記事を掲載。NZ出身のラッシュ通訳について「15年間、日本語の通訳者として活躍している」と紹介している。
同メディアによると、ラッシュ通訳はW杯期間中にオールブラックスの記者会見に出席したほか、「選手たちに(日本の)ローカルな情報を教えていた」としている。「オールブラックスの選手たちが日本の文化を楽しんでいた」と話すラッシュ通訳。「その土地の言葉でいくつかのことが言えるようになるということは、その人がその土地の文化を理解しようとしているということです」と、代表選手がいくつかの簡単な日本語を口にできるようになっていたという。
同メディアは「日本生まれでない彼が日本語通訳として働くのは珍しいことである。ラッシュは偶然日本語を学んだのである」と経歴にも注目。10歳の時に日本への交換留学を希望したが、年齢が低すぎて一度は落選。ほかの留学予定者が参加を取りやめたことで補充メンバーに選出され、1年間横浜に滞在したとしている。
その後、日本に再来日して遊園地で働きながら日本語を勉強したことや、IPUニュージーランド大を卒業後に近鉄ライナーズで通訳を7年務めたことなども紹介されている。
(THE ANSWER編集部)