16歳ガウフ、人種差別撤廃運動で拍手喝采の演説「あなたに黒人の友達はいますか?」
米国各地で人種差別撤廃に向けた抗議デモが相次いでいるなか、女子テニスのコリ・ガウフ(米国)の演説に注目が集まっている。16歳の超新星がメッセージを発信する様子の動画を、米スポーツ専門局「ESPN」の女性スポーツ用公式ツイッターが公開。集まった人々が拍手喝采となっている。
16歳の新星ガウフが米フロリダで演説「未来への一票はその手の中にある」
米国各地で人種差別撤廃に向けた抗議デモが相次いでいるなか、女子テニスのコリ・ガウフ(米国)の演説に注目が集まっている。16歳の超新星がメッセージを発信する様子の動画を、米スポーツ専門局「ESPN」の女性スポーツ用公式ツイッターが公開。集まった人々が拍手喝采となっている。
ガウフは屋外に建てられたテントの前でマイクを握った。堂々と言葉を並べる。「私がここにいるのは、どうしても皆さんに言いたいことがあるからです。まず、何であれ、私たちは互いに愛し合わなければいけません」。一言述べるごとに拍手喝采。16歳はこう続けた。
「ここ1週間以上、黒人でない友人などにも、難しい会話を通してこの抗議活動にいかに協力できるかということを伝えてきました。次に、私たちは行動を起こす必要があります。そう、抗議活動に関して、投票できる年齢ではないけれど、私の未来、私の弟の未来、そしてあなたの未来のために票を投じるという行為はその手の中にあります。
そして、大きかろうと小さかろうと、声を上げる必要もあります。キング牧師はかつて、『最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である』と言いました。ですので、沈黙していないでください。ブラックミュージックを聞いたことがありますか? 黒人の文化に親しんだことは? 黒人の友人はいますか? そう、これはあなたたちの戦いでもあるのです」