「もし死んだらどうする」 タイソン、53歳のリング復帰に現役世界王者は警鐘
エキシビションマッチでの復帰へ向けて調整を進めているボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏(米国)。各方面から大きな注目が集まっているが、現役の世界王者からは懸念の声も上がっている。英ラジオ局「トークスポーツ」電子版が伝えている。
現世界王者ホワイトはタイソンの試合勘を疑問視
エキシビションマッチでの復帰へ向け、調整を進めているボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン(米国)。各方面から大きな注目が集まっているが、現役の世界王者からは懸念の声も上がっている。英ラジオ局「トークスポーツ」電子版が伝えている。
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53歳とは思えない引き締まったボディーやキレッキレのミット打ちなどを披露し、復帰戦のパフォーマンスに期待が高まっているタイソン。だが、やはり久々のリング復帰へ懸念する声もあるのが現実だ。
タイソンを心配しているのはWBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英国)だ。WBCのマウリシオ・スレイマン会長がタイソンと、現役のWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)との対戦の可能性を認めていることを受け、ホワイトは「馬鹿げた復帰」を奨励すべきではないと主張している。
同局に対してホワイトは「もしリングに復帰して死んでしまうようなことがあればどうする? そこからどうなるというんだ?」と話しているようだ。
ホワイト自身はタイソンへのリスペクトを示している。だからこそ再びリングに上がることで、深刻なダメージを負うことにならないかと警告も発している。