31歳のジプシーキングが英国テレビ番組で打診を告白

　ボクシングの元世界3団体ヘビー級王者マイク・タイソン氏（米国）にエキシビションマッチ出場の可能性が浮上しているが、WBC同級王者タイソン・フューリー（英国）は元祖タイソンとの対戦の打診を受けたことを告白。新旧ヘビー級王者の“タイソン対決”の可能性に言及しているようだ。英公共放送「BBC」は「完全なファンタジーではないことを明らかにした」と報じている。

　リング復帰へ向けて53歳とは思えないほど鍛え上げているタイソン。対戦相手に注目が集まる中、現役王者のフューリーが注目発言に出た。

「エキシビションマッチでマイク・タイソンと戦いたいか？　っていう電話があったんだよ。オレは当然だろうって言ったんだ。実現するとは思わないけどね」

「BBC」によると、31歳のジプシーキングは英国のテレビ番組に出演した際に“新旧タイソン対決”の打診を受けたことを認めたという。記事でも「マイク・タイソンとタイソン・フューリーの対決は完全なファンタジーではないことを明らかにした」と報じている。

　新旧世界王者対決は実現すれば世界注目の一戦となりそうだが、同メディアはその可能性は低いと見ている。元祖タイソンは、かつての強敵イベンダー・ホリフィールドとの対戦の可能性が取りざたされている。

　フューリーは「誰かの大事な夢を台無しにしたいとは思わないんだ。どちらも医学的に健康で戦える状態であるなら、やりたいようにやらせればいいじゃないか」と往年の名勝負を後押ししていたと伝えられている。

　タイソンの対戦相手には現役時代からの因縁の相手、イベンダー・ホリフィールド（米国）や総合格闘技界のレジェンド、ヴァンダレイ・シウバ（ブラジル）らの名前が浮上している。