誹謗中傷するユーザーへ「わずかな指の動きで、世界中の人に届いてしまう」

　女子プロレス団体スターダムは、23日に所属選手の木村花さんが死去したことを発表。悲しみは海外にも波及し欧米のメディアでも報じられていたが、米女子格闘技界のスター、ロンダ・ラウジーも追悼。SNSでの誹謗中傷に対して、持論を語っている。

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　日本のみならず、世界が衝撃を受けた木村さんの早すぎる死。将来を嘱望された選手だったことや、人気番組「テラスハウス」にも出演し、SNS上で誹謗中傷のコメントが相次いでいたことが各国で報じられている。

　米紙「ニューヨークタイムズ」でも「日本のレスラーであり、ネットフリックスのスターであるハナ・キムラが22歳で亡くなった」と報道。木村さんに対して、多くの選手らがSNS上で哀悼の意を表し、その中でUFCや、WWEのトップスターとして活躍したラウジーの言葉を伝えている。

「ネット上で他人に嫌がらせをすることに日々を費やしている人たちが、自分たちの心にいる悪魔と戦っていることを私は知っています。だけど、人を傷つけない方法で、自分の心にいる悪魔を取り出す方法を見つけてください。ストローの重さでもラクダの背中を折ることができます。わずかな指の動きで、世界中の端から端にいる人へ届いてしまうのです」

　柔道で米国の女子選手史上初めてメダルを獲得。UFCやWWEでもスターに上り詰め、米タイム誌の2016年版「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたこともあるラウジー。米格闘技界の第一人者もSNSでの誹謗中傷への持論を展開していた。

　米国のリングに上がったこともあり、その際はチケットが完売したという木村さん。日本のリングへの注目も年々高まっている米国中にも悲しみが広がっている。