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【甦るラグビーW杯】 日本FW陣は「サーカスのよう」と大会公式サイトが絶賛のワケ「日本にしかできない」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は大会公式サイトが「サーカスのような技術」と絶賛した日本のFW陣だ。10月13日、A組最終戦で日本はスコットランドに28-21で勝利。史上初の8強入りという歴史的快挙の呼び水となったのは前半に決めたトライ3連発だった。

ラグビー日本代表の選手たち【写真:Getty Images】
ラグビー日本代表の選手たち【写真:Getty Images】

新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は大会公式サイトが「サーカスのような技術」と絶賛した日本のFW陣だ。10月13日、A組最終戦で日本はスコットランドに28-21で勝利。史上初の8強入りという歴史的快挙の呼び水となったのは前半に決めたトライ3連発だった。

 日本がスコットランドを下した試合後、大会公式サイトは「卓越した技術と驚異的なペースが日本のトライ3連発を生む」と見出しを打った記事を掲載した。「フッカーが作りプロップが決める――3度のオフロードを挟んで。日本にしか得点できない類のトライだ」とFW陣の曲芸的なプレーにクローズアップしていた。

「衝撃的なボーナス点付き勝利は、21-7のリードでハーフタイムを生んだ前半3トライによって作られた」と3つのシーンを回顧。18分のWTB松島幸太朗については「ラファエレの福岡へのミスパスがスコットランドの防御をカットアウトし、福岡の素晴らしいオフロードから松島が得点を決めた。日本のバックスリーはこの時、世界最大級に刺激的だった」と称えていた。

 とりわけ高い評価を与えていたのは26分のPR稲垣啓太のトライ。「FW陣にサーカスのような技術を披露する機会を与えた」との言い回しで伝えた上で「フッカー(堀江)が引き起こし、3度のオフロードを挟んでプロップが決めるトライ。日本にしかできないものだ」とFW陣の連携を絶賛した。

 そして、39分に裏のスペースへのキックパスに飛び出したWTB福岡堅樹の一撃については「福岡は向きを変えてバック走しなければならないディフェンスにとって俊敏すぎた」と抜群の加速力を評価。「前半の日本のペースはスコットランドが対処するには早すぎだった」と一気に相手をのみ込んだ日本のオフェンスを認めていた。

(THE ANSWER編集部)


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