【甦るラグビーW杯】世界のハートを掴んだ日本大会 大会首脳が「すでに最も偉大な大会」と認定するワケ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は国内外で記録的な盛り上がりを見せたことに対する国際統括団体ワールドラグビー(WR)会長の絶賛だ。大会が終わる前だったが、「日本国民の信じられないほどの温かさとサポートで、すでに最も偉大な大会の1つに」とコメント。大成功を収めたと認めていた。
新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は国内外で記録的な盛り上がりを見せたことに対する国際統括団体ワールドラグビー(WR)会長の絶賛だ。大会が終わる前だったが、「日本国民の信じられないほどの温かさとサポートで、すでに最も偉大な大会の1つに」とコメント。大成功を収めたと認めていた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
大会閉幕の前から、史上屈指の大成功だと認められていた。
準々決勝を前に「世界が見守る中、日本の成功はラグビー史上最高の視聴率を叩き出す」と特集したのは大会公式サイトだった。連日の名勝負に加え、合宿地など地元の人々との絆も話題を呼んでいる日本大会。「プール戦を通じて、国際的に視聴者を増加させた後、南アフリカとの日曜日の試合は日本のライブスポーツで新たな高みに到達する模様」と今夜は記録的な日になると予想していた。
A組最終戦のスコットランド戦は日本テレビで中継され、瞬間最高視聴率は53.7%を記録。記事では「5480万人の視聴者に相当する。これはラグビー史上最高の視聴率で、2002年にNHKが中継したFIFAのW杯決勝の視聴者を超えた」と報じ、初戦のロシア戦以降、瞬間最高視聴者数は2600万人、アイルランド戦は2950万人、サモア戦は4700万人と右肩上がりに推移していると伝えた。
そして、1次リーグ最終戦のスコットランド戦の死闘で視聴率は急騰。英国でも地元テレビ局「ITV」で中継され、視聴者数はピーク時は410万世帯を記録したという。ソーシャルメディアの世界でも「Japan Rugby」はパワーワードに。日本対スコットランド戦当日の日本語版大会公式ツイッターの視聴数は1300万をオーバー。英語版公式の2倍を超えたという。
特集では「ブレイブ・ブロッサムズ(日本の愛称)は日本と世界中のハートを掴んでいる」と評価。WRのビル・ボーモント会長は「日本国民の信じられないほどの温かさとサポートで、すでに最も偉大な大会の1つになった。この数字は国を団結させたスポーツの力、日本のラグビーへの目覚め、そして、世界の心を鷲掴みにした日本代表の英雄性を反映したものだ」と絶賛している。
各国が刻んだ美しいエピソードの数々と日本代表の躍進で、かつてないほどの盛り上がりを見せるW杯に世界が酔いしれていたのは間違いない。
(THE ANSWER編集部)