【甦るラグビーW杯】「日本は素晴らしい役目果たした」 海外カメラマンが厳選した“日本大会の肖像”
○10月13日 1次リーグ・ウェールズ―ウルグアイ(熊本県民総合運動公園陸上競技場、撮影=ショーン・ボテリル)
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「今大会の様々な写真を撮ってきているが、それよりもどの試合も満席なのがとても印象的だ。カメラマンからしたら会場内を自由に動き回れるとファンの雰囲気や、熱気を感じ取れるのが嬉しい。日本対スコットランド戦のように、白熱した試合になればなるほど、観客の熱気はすさまじいものになり、写真を撮っている最中も鳥肌が立つ。この写真は、会場を熱気の渦で魅了する観客から見た、壮大なラグビーの景色を捉えた一枚になっている。また、日が落ちて間もないため、山から光が出ているかのような描写も特徴だ」
○10月20日 準々決勝・日本―南アフリカ(東京スタジアム、撮影=リチャード・ヒースコート)
「日本のファンは大会開催からずっと熱烈な声援を送っていた。最後となってしまった準々決勝でもチーム愛が白熱しており、彼らファンの熱量と、選手たちがどれだけ国民に感動と勇気を与えたかがピッチにいてよく分かった。また、サクラのエンブレムを掲げ、ニュージーランド代表の民族舞踊“ハカ”のような表情をしているのも印象的だ。客席で熱い声援を送る彼らファンも、選手たち共に戦っているのだと表している一枚になっている」
○11月2日 決勝・イングランド―南アフリカ(横浜国際総合競技場、撮影=ショーン・ボテリル)
「決勝の後、客席で『GREAT SUCCESS』と書かれた紙を持って、ピッチを見ていたファンの写真だ。感動を与えてくれた選手たち、そして日本大会に、感謝の意を表しているようにも見える。日本のファンはハッピーな人が多かったが、彼もそのうちの一人だろう。各所で称賛の声が上がっている通り、日本は今年ラグビーW杯の開催国として素晴らしい役目を果たした。たくさんの人に感動と勇気を与え、ラグビーを今まで知らなかった人々にもラグビーの魅力を伝えた」
(THE ANSWER編集部)