「フェデラー+ナダル=友情の終着点」 勝敗を越えた珠玉の黄金対決にファン感嘆
男子テニスの上海マスターズは15日、シングルス決勝で世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)がラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、6-3のストレート勝ち。3年ぶりの大会制覇で今季6勝目、歴代2位となる通算94個目のタイトルを手にした。38回目の黄金カードはフェデラーの完勝となったが、ATP公式中継サイト「テニスTV」が「フェデラー+ナダル=友情の終着点」と公式ツイッターに投稿するなど、勝敗を越えた二人の関係性に感嘆の声が続出している。
上海マスターズ決勝…フェデラーがナダルを圧倒し、ストレート勝ちで大会制覇
男子テニスの上海マスターズは15日、シングルス決勝で世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)がラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、6-3のストレート勝ち。3年ぶりの大会制覇で今季6勝目、歴代2位となる通算94個目のタイトルを手にした。38回目の黄金カードはフェデラーの完勝となったが、ATP公式中継サイト「テニスTV」が「フェデラー+ナダル=友情の終着点」と公式ツイッターに投稿するなど、勝敗を越えた二人の関係性に感嘆の声が続出している。
「フェデラーvsナダル」の黄金カードとなった決勝戦。フェデラーの異次元の強さが際立った。
第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功したフェデラーは、強力なサーブでエースを奪うなどポイントを重ねる。第4ゲームには14本の白熱したラリーの末、ナダルが一歩も動けない強烈なクロスショットが炸裂。会場を大きく沸かせ、「テニスTV」も公式ツイッターで「“打ち返せない”ロジャー・フェデラーのフォアハンド! スイスのマエストロは一向に後退しない…」と速報したほどだった。
第1セットを6-4で先取すると、続く第2セットも多彩な攻撃を展開。第5ゲームでナダルのサービスゲームを破るなど2度のブレークに成功するとともに、相手には一度もブレークチャンスを作らせず、6-3と一気に試合を決めた。わずか1時間12分での圧勝劇。2014年大会以来の優勝でキャリア通算タイトル数も94に伸ばし、ATPツアー公式サイトによれば、1968年のオープン化以降ではイワン・レンドル(米国)に並ぶ歴代2位に浮上したという。