【甦るラグビーW杯】 「日本の選手、ファンが思い、涙した」 英BBCがW杯魅力的瞬間に挙げた試合前の風景
南アフリカ戦前の国歌斉唱「日本の選手、ファンが犠牲者を思い、涙した」
ピッチ上の選手ばかりじゃない。大会を支えた関係者の尽力も忘れなかった。「感動的な賛辞」との項目で、台風19号が直撃したことも挙げた。多くの犠牲者が出て、大会史上初の試合中止も発生したと紹介。しかし、翌日の日本―スコットランドについては「ボランティアと大会スタッフたちは予定されていた試合を開催させるために、夜通し準備を行った」と伝えていた。
試合は日本が28-21で勝利し、8強進出。「スコットランドを打ち負かした開催国の日本は、感情的になりながらも初の決勝トーナメントの舞台に立った。そこで流れた日本国歌と共に感傷的になった日本の選手やファンは命を落とした人々を思って涙を流した」と記し、流大らが涙した南アフリカ戦の国歌斉唱を感動的なシーンに挙げていた。
昨秋のW杯は試合のみならず、ホスト国としてのおもてなしなど、様々なトピックが人々の記憶に刻まれた。ラグビーの母国である英公共放送にとっても、そんな44日間は特別なものとなったようだった。
(THE ANSWER編集部)