【名珍場面特別編】なぜ、彼はバットを振ったのか… 全米が“笑撃”「野球史で最悪の三振を見よ」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は2017年に米大リーグのマイナーで世にも奇妙な三振を喫した打者にフォーカスする。まさかの「ストライク・アウト(三振)」という球審のコールに愕然とした様子を、全米のメディアがこぞって動画付きで紹介。「恐らく野球史で最悪の三振を見よ」と報じられ、爆笑とともに話題を呼んだ。
スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―2017年米マイナーでの珍事
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は2017年に米大リーグのマイナーで世にも奇妙な三振を喫した打者にフォーカスする。まさかの「ストライク・アウト(三振)」という球審のコールに愕然とした様子を、全米のメディアがこぞって動画付きで紹介。「恐らく野球史で最悪の三振を見よ」と報じられ、爆笑とともに話題を呼んだ。
なぜ、彼はバットを振ったのか――。世にも奇妙な三振の主人公となってしまったのは、ロッキーズ傘下2Aハートフォードの三塁手ジョシュ・フエンテスだ。
2017年5月26日のメッツ傘下2Aビンハムトン戦の8回、2死走者なしで対峙したのはバーンズ。しかし、マウンドの右腕はカウント1-2から投球動作に入ってリリースする際、バランスを崩してしまった。ボークを取られないようにと判断したのか、右打者のフエンテスから遠ざけるように一塁線方向の地面に叩きつけた。
バウンドしたボールはホームプレートから数メートル離れた地点を転がって通過した。ボール――。そう思った次の瞬間だった。何を思ったのか、フエンテスはバットが届くはずもない、コロコロと転がるボールに合わせて緩やかにスイングしたのだ。
これを見逃さなかった球審は「スイング」を宣告。驚いた捕手も慌ててフエンテスにタッチし、見事に空振り三振が成立してしまった。この時、投手のバーンズは当然予期できるわけもなく、直接ボールを受け取ろうと、捕手に向かって歩み寄っていたところだった。