【甦るラグビーW杯】「また来たいと思える国だった」 日本を体験した英記者回顧「ユニークな文化の故郷」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は、英メディアが日本文化を振り返った大特集を再度紹介。英最大手の衛星放送「スカイスポーツ」は、大会を取材した記者が実際に肌で触れた日本文化を振り返り「また戻ってきたいと思える場所だった」などと記した。
新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は、英メディアが日本文化を振り返った大特集を再度紹介。英最大手の衛星放送「スカイスポーツ」は、大会を取材した記者が実際に肌で触れた日本文化を振り返り「また戻ってきたいと思える場所だった」などと記した。
記事は「2019日本ラグビーW杯でのユニークな経験」との見出しで特集。「アジアで初めて開催されたラグビーW杯の無条件の成功」と称賛した上で「南アフリカの優勝で幕を閉じた2019ラグビーW杯、何千もの人々が世界へ帰国した。そんな中、以下のような経験、発見を記していきたい」と切り出し、大会期間中の体験談を記した。日本についての紹介がなんともユーモラスだった。
「寿司、スモウ、侍、ポケモンそして、富士山を生んだ場所、日本。もちろんアニメと折り紙もそうさ。新幹線と無敵のテクノロジーもこの国は誇る」
「モンスター級の横断歩道、握手はしないがお辞儀をする文化、自動ドア搭載タクシーを操る白い手袋をしたタクシー運転手、温度調節機能がついた公衆トイレ」
「完璧な交通機関、近未来的なタッチパネルが横に付いた暖房便座、500万台を超える自動販売機、これは日本国民22人につき1台の割合だ」
ハイテク化した日本のトイレ事情も含め、日本が世界に誇る文化を紹介。さらに「ずっと手厚いもてなしをしてくれて、笑顔で手助けをしてくれる人々」とおもてなしの精神にも触れた。そんな独特の発展を遂げている東洋の島国に対し、記者は大きな感銘を受けた様子だった。