【甦るラグビーW杯】「この1試合だけで日本開催で良かったと…」 W杯V英名将が感銘を受けた日本戦とは
「ベストトライ」「トッププレーヤー」でも日本勢を推す声
他には母国のイングランドがニュージーランドを破った準決勝に3票が集まった一方で、サイモン記者はベストトライでも日本勢を推した。スコットランド戦でPR稲垣啓太が決めたトライだ。前半26分、オフロードパス3本を繋いで決めた一撃について「それはまるでFCバルセロナのティキタカパスで相手を弄ぶ姿を見ているようだった」と比喩を用いながら絶賛した。
「何よりも、あのプレーに関わった4人のうち3人がFW第1列、第2列のメンバーだった」と本来はパワーが求められる1、2列目の面々が演じた華麗なトライを称賛。また「トッププレーヤー」の項目では、イングランドのFLカリー、南アフリカのWTBコルビらの声が上がる中、元イングランド代表のジェームズ・ハスケル氏がWTB松島幸太朗を挙げ、躍動ぶりを称えていた。
「コウタロウ・マツシマだ。驚くべきスピード、驚くべき技術、驚くべき髪型を持つ選手。日本代表のコーチは彼を『フェラーリ』と評したが、全くその通りである」。ヘアスタイルを含め、個性的な能力を評価した。ラグビーの母国の記者、識者も認めた日本の躍動。史上初の8強進出したホスト国の戦いぶりは多くの人の胸に刻まれていた。
(THE ANSWER編集部)