井上尚弥戦前にカシメロが調整試合か アラム氏「イノウエが日本を離れられないなら」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)との3団体統一戦を前に調整試合を挟む可能性が浮上している。井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが明かしたもの。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
米国滞在中のカシメロに調整試合プランが浮上、トップランク社CEOが示唆
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)との3団体統一戦を前に調整試合を挟む可能性が浮上している。井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが明かしたもの。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
25日(日本時間26日)に米ラスベガスで井上戦を予定していたカシメロ。2月にマイアミで合宿をスタートさせ、ラスベガスに合宿地を移した直後の3月中旬に新型コロナウイルスの影響で試合延期が決まる不運に見舞われていた。2か月ほど米国に滞在中だが、現地では多くのスポーツイベントを開催できない状況にある。
感染症が収まるまで長期戦が予想される中、カシメロは井上戦を前に待つ調整試合を挟む可能性が浮上している。ESPNでは「ボブ・アラム氏は現在、ナオヤ・イノウエが身を置く日本の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を心配している」と報道。さらに記事ではアラム氏のコメントを紹介している。
「もし事態が最悪のものとなり、イノウエが日本から離れられない、そして我々が動けるという状況なら、滞在先で調整の1戦をカシメロのために行うことになるだろう」
日本と米国のウイルスの収束具合や入国制限など状況次第となりそうだが、アラム氏にはカシメロに調整試合の機会を与えるプランがあるようだ。海外メディアの報道では、フロリダ州は無観客を条件にイベント開催を容認する姿勢を示しており、アラム氏は同州にあるプロレス団体WWEのトレーニング施設で無観客試合としてボクシング興行を再開させる計画を示唆していた。
日本のファンも大注目の3団体統一戦。ESPNは「現在、カシメロはラスベガスに滞在し、調整を行っている」としている。試合間隔を空けすぎないようにするため、カシメロはモンスター戦の前にリングに立つかもしれない。
(THE ANSWER編集部)