スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―浴衣姿でファンを魅了したメドベ

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は日本人にも人気の高い、フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ（ロシア）だ。18年のオフシーズンにアイスショーで来日した際に妖艶な浴衣を披露。自身のインスタグラムで公開すると、日本愛に溢れた女王の美しい姿は大反響を呼んだ。

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　リンク外でも魅了する。日本でも人気の高いメドベージェワが意外な形でスポットライトを浴びたのは、18年7月にアイスショー「ドリーム・オン・アイス」で来日した時のこと。自身のインスタグラムで1枚の画像を公開した。

　ピンクの浴衣をまとったメドベージェワを背後から捉え、白やピンクの花柄生地を淡い黄色の帯で締めている。表情は横を向いて視線を落とし、自慢のロングヘアは赤い花でまとめ、高い鼻が印象的な横顔美人な一面をのぞかせている。足元も草履を履き、日本伝統の和服を見事に着こなした。

　投稿には「昨日、私は花になりました」と茶目っ気たっぷりにつづり“変身”を報告。目撃した海外ファンから「君はいつも花だ」「とても美しい」「ゴージャス」「姫！」「日本がすごく好きなんだね」などとコメントが相次ぎ、「いいね！」とコメントを合わせ、10万件近い反響を呼んだ。

　当時は故障明けで平昌五輪に出場し、迫真の演技で銀メダルを獲得。優勝したアリーナ・ザギトワ（ロシア）とともに一躍、日本でも愛される存在となり、SNSの投稿には多くの日本人ファンのコメントがつくようになった。

　メドベージェワ自身、親日家スケーターの一人で、かつてエキシビションでセーラームーンを演じ、京都で舞妓を体験するなど、日本に対する愛着を披露。日本のバラエティー番組に出演するなど、人気は根強い。今年6月にはアイスショーでセーラームーンの主人公役を演じる予定で、話題を集めている。

　フィギュア界は新型コロナ禍で世界選手権が中止となるなど苦しい状況にあるが、メドベージェワの存在はファンの心を明るく照らす一筋の光となっている。