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ヘビー級ボクサーが破格2.7億円寄付へ 医療従事者を強力援護「悪魔と戦うために」

ボクシングのIBF世界ヘビー級1位クブラト・プレフ(ブルガリア)は、3団体同級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)との対戦が内定している。3本のベルトを持つ王者とのビッグマッチ。巨額の金が動くヘビー級から、38歳のプレフはファイトマネーの半額に当たる250万ドル(約2億7200万円)を新型コロナウイルスと戦う医療従事者のために寄付するという。異例ともいえる数億円規模の寄付の意向に、米メディアが注目している。

クブラト・プレフ【写真:Getty Images】
クブラト・プレフ【写真:Getty Images】

IBF世界ヘビー級1位・プレフが世界戦ファイトマネーの半額寄付の意向

 ボクシングのIBF世界ヘビー級1位クブラト・プレフ(ブルガリア)は、3団体同級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)との対戦が内定している。3本のベルトを持つ王者とのビッグマッチ。巨額の金が動くヘビー級から、38歳のプレフはファイトマネーの半額に当たる250万ドル(約2億7200万円)を新型コロナウイルスと戦う医療従事者のために寄付するという。異例ともいえる数億円規模の寄付の意向に、米メディアが注目している。

 コロナ撲滅へボクサーが動いた。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は、プレフがドイツ紙「ビルト」に語った言葉を引用し、ジョシュア戦のファイトマネーを半額寄付するという意向について次のように伝えている。

「俺はジョシュアとの試合で稼いだお金の半分を、新型コロナウイルスと精力的に戦うヒーローたちに寄付したいと思っている。俺は医師、看護師、病院に悪魔のようなウイルスと戦うために必要なものを送りたい」

 記事によると、プレフのジョシュア戦ファイトマネーは500万ドル(約5億4400万円)を稼ぐ見込みとされているという。半額の約2億7200万円を新型コロナウイルス撲滅のために寄付するつもりのようだ。

 ジョシュア戦は6月に英ロンドンで開催を予定されているが、同メディアによるとプレフは「新型コロナウイルスの感染拡大のために年末に開催する」と3月に話していたという。試合開催時期は不透明。世界情勢の移りかわりは激しく、終息した後のサポートになってしまうかもしれない。それでも、少しでも役に立とうと新型コロナ対策に一肌脱ぐ強い心意気を見せている。

(THE ANSWER編集部)


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