コロナと戦う医師はラグビー代表 女子選手をBBC特集「命を懸けて戦う英雄の1人」
新型コロナウイルスの感染が世界で拡大している中、海外ではアスリートがドクターとしてウイルスと戦っているようだ。アイルランドの女子ラグビー選手、クレア・マクラフリンは臨床研修期間中の医師として奮闘中だという。英公共放送BBCが報じている。
アイルランド代表のマクラフリンをBBCが特集
新型コロナウイルスの感染が世界で拡大している中、海外ではアスリートがドクターとしてウイルスと戦っているようだ。アイルランドの女子ラグビー選手、クレア・マクラフリンは臨床研修期間中の医師として奮闘中だという。英公共放送BBCが報じている。
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BBCは「クレア・マクラフリン:新型コロナウイルスと戦う国民保健サービスの英雄たちの中のアイルランド人ラグビー選手」というタイトルで記事を掲載。脅威と戦う彼女について「命を懸けて戦う国民保健サービスの英雄たちの中の1人だ」と紹介している。
記事によると、現在28歳のマクラフリンは、代表キャップ16を誇るラグビー選手である一方、アルスター病院の緊急外来に所属する「ジュニア・ドクター(臨床研修期間中の医師)」であるとされている。
マクラフリンはBBCスポーツ・ノースアイルランドに対し、「こうした事態に巻き込まれることなど一切想像していませんでした。大学や専門学校で教えてくれるものではありません。ただ、医師、看護師、医療の専門家が一致団結しています。医療システムとして私たちが力を合わせていることは形となっています」と話しているという。
他の国と同様に、アイルランドも新型コロナウイルスの脅威にさらされているが、記事では「公衆衛生の危機とも呼べるこの前代未聞の事態は常に医療現場に変化を強いているが、マクラフリンと同僚はその事態に対応できているという」とし、冷静なマクラフリンの言葉をこう紹介している。
「新型コロナウイルスの症状を見せる患者は増えていますが、予期していた医療崩壊は起こっていません。刻々と変化が起き、ウイルスと共に急速に事態が変化しています」