eWBSSミドル級は流血の幕開け 伝説174勝王者の“血染めの右”に反響「この戦いは残酷」
海外ボクシングも新型コロナウイルスの影響で興行中止が相次ぐ中、階級ごとのNo.1を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)は、テレビゲームによるヘビー級の夢のトーナメントを開催。前週のヘビー級に続いてミドル級が開幕し、同級で世界王座5度獲得のシュガー・レイ・ロビンソンが初戦でフェルナンド・バルガス(ともに米国)を5回KOで下した。ゲームとは思えぬリアルな流血KO直後の画像を公式インスタグラムが公開すると、ファンから「この戦いは残酷」と反響が集まっている。
テレビゲームでeWBSSミドル級開催、シュガー・レイ・ロビンソンが開幕戦で5回KO勝ち
海外ボクシングも新型コロナウイルスの影響で興行中止が相次ぐ中、階級ごとのNo.1を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)は、テレビゲームによるヘビー級の夢のトーナメントを開催。前週のヘビー級に続いてミドル級が開幕し、同級で世界王座5度獲得のシュガー・レイ・ロビンソンが初戦でフェルナンド・バルガス(ともに米国)を5回KOで下した。ゲームとは思えぬリアルな流血KO直後の画像を公式インスタグラムが公開すると、ファンから「この戦いは残酷」と反響が集まっている。
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血が飛び散った。壮絶な打ち合いとなった5回。ロビンソンのえぐり取るような右フックでバルガスのテンプルを捉えた。一瞬で意識が飛び、豪快にダウン。1940年代に活躍し、174勝を挙げた伝説の王者が開幕戦をド派手に飾った。WBSS公式インスタグラムは強烈な右が入った決定的な瞬間や、敗北後に血だらけとなったバルガスの画像4枚を公開している。
「ニュース:5ラウンド決着。eWBSSミドル級トーナメン初戦、圧巻の活躍をしたロビンソンがバルガスを止める」と投稿。ファンからは「正直バルガスが気の毒だね」「完敗だったね(笑)」「バルガスには明らかに勝機がなかった」「ロビンソンならバルガスを1ラウンド目でリングから引きずり下ろすことができたはずだ」「この戦いは残酷だったな」とコメントが相次いだ。
海外メディアも本物の試合のように報じてきた“eWBSS”。Xboxのボクシングビデオゲーム「ファイトナイトチャンピオン」を用いて、WBSSが開催したトーナメントの一戦だった。ボクシングに飢えたファンの心を少しでも満たそうと、ヘビー級のレジェンド級ボクサー8人による夢の対戦をゲームで実現させたのだ。
現実世界では興行の中止や延期が相次ぎ、感染症収束の兆しが見えない状況。外出自粛のファンのために伝説の王者らが名を連ねた“歴代最強決定戦”が開催され、ヘビー級決勝はマイク・タイソンがモハメド・アリに3-0の判定勝ちして優勝を飾っていた。1980年代に輝きを放ち「黄金のミドル」と称された階級でも実施となり、ファンの注目が集まっているようだ。
他の1回戦は、統一王者として12戦連続防衛のマービン・ハグラーと元統一王者ケリー・パブリク、元5階級制覇王者シュガー・レイ・レナードとロナルド・ライト、70年代に活躍したカルロス・モンソンとジェイク・ラモッタが順次激突。決勝は5日(日本時間6日)に行われる。
(THE ANSWER編集部)