イチロー引退1周年、マ軍公式が名場面トップ10選出 伝説レーザーは「ザ・スロー」
米大リーグのマリナーズ・イチロー球団会長付特別補佐兼インストラクターは21日(日本時間22日)で引退から丸1年が経った。マリナーズ球団公式サイトはメジャー時代の名場面トップ10を選出し、伝説となったデビュー1年目となったレーザービームについては「『ザ・スロー』として知られている」と紹介している。
現役時代の名場面10傑を紹介「イチローの最高のプレーを振り返る」
米大リーグのマリナーズ・イチロー球団会長付特別補佐兼インストラクターは21日(日本時間22日)で引退から丸1年が経った。マリナーズ球団公式サイトはメジャー時代の名場面トップ10を選出し、伝説となったデビュー1年目となったレーザービームについては「『ザ・スロー』として知られている」と紹介している。
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球団公式サイトは「引退試合から1年のイチローの最高のプレーを振り返る この外野手は、グラブ、肩、バットでファンを魅了した」と見出しを打って特集。「1年前の今日、2019年3月21日、輝かしいMLBのキャリアに終わりを告げた。それは感動的な試合だった」とアスレチックス2連戦を振り返り、試合後に引退することを明かしたことを記した。
その上で19年間に及んだメジャー生活を回顧し、名場面トップ10を選出。なかでも、特筆すべきは1年目の伝説のレーザービームだ。2001年4月11日のアスレチックス戦、8回1死一塁、ライト前の安打にチャージをかけ、捕球したのがイチローだ。一塁走者は二塁を蹴って三塁へ。深い位置から前進し、拾い上げた背番号51は、勢いそのままに右腕を振り抜いた。
放たれた白球は信じられない軌道を描く。中継に入って手を挙げた遊撃手の頭上を越え、なんとノーバウンドで三塁手のミットへ。これ以上ない間一髪でアウトにしてみせたのだ。まさかの光景に、後のレンジャーズ監督のロン・ワシントン三塁コーチは呆然と立ち尽くす。実況は「イチローのレーザービームだ」と絶叫し、これが代名詞となった。
記事では「イチローの肩にようこそ:イチローの打撃技術は当たり前のように有名だが、彼の肩も同様に多くの注目を浴びていて、2001年から2010年にかけて10年連続でゴールド・グラブ賞を獲得している。彼がルーキーシーズンの序盤で魅せたレーザービームにはリーグ全体がイチローの肩に気付かされた」と回顧。「『ザ・スロー』として知られている」と紹介した。
他にもメジャー3000安打、シーズン最多記録262安打、球宴ランニング弾など、数々の名場面がピックアップされた。引退から1年、イチローの記憶はまだ褪せないようだ。
(THE ANSWER編集部)