メッツが粋な計らい 末期がんの82歳女性ファンとの“心温まる交流”にNYメディア注目
若い本塁打王アロンソも感動「こんなにメッツの選手であることを誇りに思えたことはない」
「彼女にとっての辛いニュースは、今一番の彼女にとっての関心事(がん)ではありません。新型コロナウイルスによって彼女が待ち望んでいたメッツの試合が延期になってしまったことです。メッツの試合が放映されなければ、テレビの再放送を見ながら何時間も過ごすことになります。彼女の周りは皆知っていますが、彼女は筋金入りのメッツファンとして生きてきたんです。私たちに言っていますが、メッツは彼女の孤独を癒す存在です」
このツイートが話題を呼び、メッツファンだけでなく選手も反応したという。昨季の本塁打王に輝いた25歳のピート・アロンソは自身のツイッターで「君のおばあさんに愛を。こんなにメッツの選手であることを誇りに思えることはない。DM、チェックしてみて。彼女に特別なものを送るよ」といち早く投稿。その後、ビデオメッセージを送ることも約束し、さらにはルイス・ロハス監督との電話もセッティングされたという。
実際の試合を見られるのは先になりそうだが、球団の粋な計らいはセリグさんにとっては何事にも代え難い思い出深いものとなりそうだ。
(THE ANSWER編集部)