問題児ネリの試合がキャンセルに 新型コロナ影響で復帰戦「3・28」が中止と米報道
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)。3月28日(日本時間29日)に米ラスベガスでWBC世界同級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)とのスーパーバンタム級挑戦者決定戦を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、試合が中止となった模様だ。米メディアが報じている。
アラメダとの一戦は王者バルガスへの挑戦権賭けた“世界前哨戦”だった
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)。3月28日(日本時間29日)に米ラスベガスでWBC世界同級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)とのスーパーバンタム級挑戦者決定戦を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、試合が中止となった模様だ。米メディアが報じている。
体重超過からのリング復帰は先送りになりそうだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者は「3月28日のルイス・ネリとアーロン・アラメダの試合は中止となった。ラスベガスで行われる予定だった。ネバダ州のイベントは延期となっている」と、自身のツイッターで報じた。
米ボクシング専門誌「リング」も「3月28日のルイス・ネリ対アーロン・アラメダの試合は中止になった」と記事に掲載。「新型コロナウイルスの感染拡大により世界中のスポーツイベントが中止となっていることを受けて、ネバダ州運動委員会が15日の投票により、3月25日までの格闘技イベントの延期を決めたことが理由となっている」と説明している。
度重なる体重超過やドーピング違反などを繰り返してきたネリは、昨年11月に前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦の前日計量で1ポンド(約450グラム)の体重超過を犯し、試合が中止に。WBCでは世界ランク1位からランク外となっていたが、現在はWBAの最新ランクで1階級上のスーパーバンタム級2位となっている。
ネリの母国・メキシコに本部を置くWBCの同級にはレイ・バルガス(メキシコ)が王者に君臨。アラメダとの試合の勝者がバルガスへの挑戦権を得るという、実質、両者にとって“世界前哨戦”となる予定だった。
(THE ANSWER編集部)