広がる“ウチムラロス”の波紋 海外メディアも悪夢の棄権を悲嘆「カリスマを失った」
前人未到の6連覇中だった「史上最高の体操選手」も故障には勝てず
「2009年に初の世界王者に君臨し、2010、11、13年にもタイトルを獲っている。4連覇だけでもすでに体操の歴史で前人未到だが、2014年、15年にも優勝した。12年と16年のオリンピックも制している。この結果により、彼は史上最高の体操選手なのだ」
記事では、2009年から始まった内村の栄光の軌跡に触れるとともに、腰、肩、足首などの故障と近年戦い続けてきたことを紹介。しかし、「故障で大きな大会を棄権したことはなかった」と今回が“初の試練”になったことを伝えている。
「モントリオールは最大のカリスマを失うことになった。独特な個性と流儀を誇る体操選手を、だ」
華麗な演技と比類なき勝負強さで観る者を魅了してきた英雄も故障には勝てず。“ウチムラロス”は世界中に大きな打撃を与えそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer