内村航平、棄権に海外も衝撃「記録は終わり告げた」「帆を畳むしかなかった」
体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)は2日(日本時間3日)、個人総合で内村航平(リンガーハット)にまさかのアクシデントが起きた。2種目めの跳馬で着地の際に左足を痛め、途中棄権。7連覇を逃した。海外でも「キング・コウヘイ」と呼ばれる絶対王者の悲劇に、各国メディアも「世界最高の体操選手の連続記録が途絶える」と衝撃とともに報じている。
左足首故障で棄権、7連覇逃す…海外メディアも続々速報「大本命のウチムラが棄権」
体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)は2日(日本時間3日)、個人総合で内村航平(リンガーハット)にまさかのアクシデントが起きた。2種目めの跳馬で着地の際に左足を痛め、途中棄権。7連覇を逃した。海外でも「キング・コウヘイ」と呼ばれる絶対王者の悲劇に、各国メディアも「世界最高の体操選手の連続記録が途絶える」と衝撃とともに報じている。
1976オリンピックスタジアムで内村はいつも通りの所作を見せた。2種目めの跳馬。両手を前方に交差させるように突き出すルーティーンからひと呼吸置き、走り出した。側転から後ろ向きに踏み切ると、華麗に宙を舞った。大技のリ・シャオペン。着地で何とか踏みとどまったかに見えたが、審判に一礼すると、左足首を押さえ、足を引きずりながら引き上げた。
続く並行棒はなんとか演技を続けたが、4種目めの鉄棒の練習を終えたところで棄権を決断した。
米テレビ局「NBCスポーツ」電子版も王者の異変を速報。「コウヘイ・ウチムラの世界最高の体操選手としての8年連続の記録は月曜日の夜に終わりを告げた」と09年のロンドン大会以降、2つの五輪も含め、勝ち続けてきたキングの棄権を衝撃ととともに伝えた。