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20戦無敗の120kg巨体が大の字に “期待裏切る一撃”に米記者「ヘビー級は予想困難」

ボクシングのWBA世界ヘビー級挑戦者決定戦が7日(日本時間8日)、米ニューヨークのバークレイズ・センターで行われ、WBA7位ロバート・ヘレニウス(フィンランド)が主要4団体で世界ランク入りしているアダム・コウナッキー(ポーランド)に4回1分8秒TKO勝ちし、番狂わせを演じた。ヘビー級らしい迫力ある衝撃ダウンとなった試合について、米記者はツイッターに「ヘビー級は非常に予想困難だ」と投稿。ファンから「新たな才能出現」などとコメントが相次いでいる。

ロバート・ヘレニウスが世界ランカー相手に番狂わせを演じた【写真:Getty Images】
ロバート・ヘレニウスが世界ランカー相手に番狂わせを演じた【写真:Getty Images】

WBA世界ヘビー級挑戦者決定戦、全勝30歳が大の字でダウン

 ボクシングのWBA世界ヘビー級挑戦者決定戦が7日(日本時間8日)、米ニューヨークのバークレイズ・センターで行われ、WBA7位ロバート・ヘレニウス(フィンランド)が主要4団体で世界ランク入りしているアダム・コウナッキー(ポーランド)に4回1分8秒TKO勝ちし、番狂わせを演じた。ヘビー級らしい迫力ある衝撃ダウンとなった試合について、米記者はツイッターに「ヘビー級は非常に予想困難だ」と投稿。ファンから「新たな才能出現」などとコメントが相次いでいる。

 大男が大の字で倒れたのは4回だった。ヘレニウスはコーナーに追い込まれたが、激しいパンチの応酬の末に左をヒット。コウナッキーは膝をついた。ダウンに見えたが、判定はスリップ。すぐに立ち上がって再開したが、今度はヘレニウスが右ストレート、左フックをお見舞いした。前日計量で265.25ポンド(約120.3キロ)だった巨体が両手を広げて背中から大の字となってリングに倒れる。なんとか立ち上がったが、朦朧としていた。

 最終的にレフェリーが試合を止めた。WBA4位、IBF3位、WBO3位、WBC6位で20戦全勝(15KO)で30歳のコウナッキーが勝つと目されていたが、29勝(18KO)3敗で36歳のヘレニウスが番狂わせのTKO勝ちを演じた。

 この一戦に、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者は「オッズメーカーを含め我々の多くにとって、コウナッキー対ヘレニウスは大きなミスマッチと思えるものだった」と戦前に持っていた印象をツイッターで説明。さらに「ヘビー級の試合は非常に予想困難だ」と投稿している。コメント欄にはファンの声が集まっている。

「もうミスマッチがないことを願いたい」
「規律のない守りがどういう結果をもたらすかを示した」
「ヘレニウスはパンチのスピード、精度、パワーと攻撃面で際立っていた」
「ヘビー級の新たな才能出現に期待を抱かせる戦いだった」

 WBA世界ヘビー級にはスーパー王座にアンソニー・ジョシュア(英国)、正規王座にマヌエル・チャー(ドイツ)が君臨している。一撃で試合を支配する可能性の高いヘビー級。衝撃の番狂わせに海外ファンも熱狂したようだ。

(THE ANSWER編集部)


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