なぜレッドではないのか 米GKの豪快過ぎるハンドに海外賛否「他国なら一発退場だ」
なぜイエローだったのか、MLS公式サイトが説明した2つの理由
では一体なぜイエローだったのか。MLSの公式サイトでは「ナッシュビルのジョー・ウィリスのハンドはなぜレッドカードではなかったか、プロ審判機構が説明」と題した記事を掲載している。
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記事ではこのプレーに言及し、「議論を巻き起こすプレーが生まれた」「ピッチ中央付近で意図的にシュートを阻止したのだ」などとまず状況を伝えている。
さらに「このシーンを見た多くの人の反応は、ウィリスに一発レッドカードが当然出されるものということだった」とファンの反応にも触れた上で、主審がなぜイエローカードの提示にとどめたのかを説明している。
PRO(プロ審判機構)では意図的に手でボールを扱ったこと(GKのペナルティーエリア外での対応も含め)への退場処分は、次のいずれかの条件に当てはまった場合であると指摘している。
1:明確な決定機の阻止。
2:明らかにゴールになる可能性のあるものの阻止。
ただ、今回はどちらにも該当していない、と続けている。
記事ではさらにこの2点について詳細に説明を加えている。
1:ゴールまで55メートル近くあり、かつボールが出された先にシュートに追いつけるアトランタの選手がいなかった。またポジション的にナッシュビルの選手が最初にボールへアプローチできるため「明確な決定機の阻止」とはならない。
2:シュートが明らかにゴールにつながったかどうかがレッドカードを提示することの争点になるが、55メートル近くからのシュートが「明らかにゴールにつながった」と判断するのは不可能。
この2つの理由により、ウィリスに対してはイエローカードが妥当だと分析しているのだ。
結局、ウィリスの捨て身のハンドは実らず、試合は2-1でアトランタが勝利している。
(THE ANSWER編集部)