女子ゴルフ開幕戦も中止 無観客試合から一転、苦渋の決断「慎重に議論を重ねた結果」
女子ゴルフの今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディス(3月5日から4日間、沖縄・琉球GC)について、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と大会主催者は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大会を中止することを発表した。19日には無観客試合にすると発表したが、情勢を鑑みて苦渋の決断がなされた。
女子ゴルフにも新型コロナが影響
女子ゴルフの今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディス(3月5日から4日間、沖縄・琉球GC)について、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と大会主催者は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大会を中止することを発表した。19日には無観客試合にすると発表したが、情勢を鑑みて苦渋の決断がなされた。
大会事務局の発表では、無観客試合から変更となった経緯などについて記された。厚生労働省が24日に「1~2週間が急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際」との見解を発表し、26日には政府から「大規模なスポーツや文化イベントについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう求める」との考えが示された。さらに3月2日に小中高校の休校を要請。大会事務局は以下の通り発表した。
「こうした政府の国家的な課題として感染防止に取り組む強い姿勢表明を重く受け止め、最大限の協力をする観点から再度、慎重に議論を重ねた結果、開催を中止することといたしました。
2020年ゴルフシーズンの開幕を楽しみにされていた方々も多いことと存じます。また、本年は女子プロゴルフ界にとって東京オリンピックに出場する選手の選考を控えた重要なシーズンでもあります。ゴルフファンのみなさま、ボランティアはじめ関係者のみなさまには深くお詫び申し上げるとともに、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」
国内女子ツアーの大会が中止となるのは、開幕前日に熊本地震が発生した2016年4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」以来、4年ぶりとなる。
活況を見せていた女子ゴルフの開幕戦。渋野日向子(サントリー)ら黄金世代、鈴木愛(セールスフォース)など今季も盛り上がりが期待されていた。
(THE ANSWER編集部)