サンダー移籍のカーメロ、トレード舞台裏を告白「ロケッツと取引が完了していたが…」
昨季MVPのウエストブルック、ジョージとともに悲願のリーグ優勝へ
カーメロは9月の第4週、ニックスのフロントからサンダーを候補に加えるかどうか尋ねられた際、トレードされることに同意。交渉を円滑に進めるため、トレード拒否権と契約したチームから放出された場合に年俸がアップする「トレードキッカー」(810万ドル=約9億1000万円相当)の破棄も受け入れた。
そして、昨季リーグMVPのラッセル・ウエストブルック、新加入のオールスター選手ポール・ジョージが在籍する強豪サンダーへの移籍が成立。同期で親友のレブロン・ジェームズやドウェイン・ウェイド(ともにクリーブランド・キャバリアーズ)がNBAチャンピオンを経験するなか、プロ14年間、優勝と無縁のキャリアを過ごしてきた男にとっては願ってもないチャンスを手にした。
「俺の立場からすると、生まれ変わった気分だね。これまでとは違うエネルギーを自分自身、選手たち、チーム、街から感じるんだ。君も分かるさ」
地元メディアに対して、胸中を明かしたカーメロ。悲願の優勝に向けて、新天地で死力を尽くす覚悟だ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer